オンラインファクタリングとは?メリット・デメリットや利用方法について解説

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オンラインファクタリングとは?メリット・デメリットや利用方法について解説

ファクタリングは、売掛債権を買い取ってもらうことで現金化できる、日本では比較的新しい資金調達方法です。資金調達においてスピードとコストの低さは重要です。現金化までのスピードを早め、コストを抑えるために活用したいサービスとして注目されているのが、オンラインのファクタリングサービスです。 今回は、オンラインファクタリングのメリットやデメリット、利用する際の流れまで徹底解説します。

目次

【オンラインファクタリングとは】

オンラインファクタリングは、その名の通りオンライン上で申し込みから入金までを完結できるファクタリングサービスのことです。2017年に始まったサービスであり、コロナ禍に非接触非対面のサービスが推進されたことによって注目を集めることとなりました。
従来のファクタリングサービスでは、ファクタリングサービスを提供する企業に訪問して申し込みや審査などの手続きを行うことが一般的でした。訪問をしない場合であっても、電話で話をしたり、必要書類を郵送したりする必要があるケースがほとんどでした。
オンラインファクタリングは訪問や郵送を行うことなく、インターネット上で全てのやりとりを行うことができます。
地銀とオンラインファクタリング会社とが業務提携を行い、地銀の融資先になる前の少額資金ニーズを補完しようという動きもあります。
オンラインファクタリングでは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方が利用できますが、多くは2社間ファクタリングのみの取り扱いです。
2社間ファクタリングは、ファクタリング企業と売掛金を売却したい利用企業の2社間で契約するファクタリングサービスのことです。3社間ファクタリングと比較すると手数料が高いことが多いですが、売掛先に知られることなく売掛金を売却することができ、入金までのスピードが早いです。
3社間ファクタリングは、ファクタリング企業と売掛金を売却したい利用企業に売掛先企業を加えた3社間で行われるファクタリングサービスです。2社間ファクタリングよりも手数料が安いですが、売掛先の承諾を得なければならず、入金までの時間が長いという特徴があります。

【オンラインファクタリングのメリット】

オンラインファクタリングにはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

<現金化までのスピードが早い>

オンラインファクタリングはオンライン上ですべてが完結することから、訪問日の設定や郵送などに伴うタイムラグが発生せず、審査スピードも早いため、申し込みから入金までのスピードが早いです。入金が早い2社間ファクタリングの中でも早い入金が期待でき、最短即日での入金ができる場合もあります。
ファクタリング利用を検討している場合、1日でも早く現金化をしたいということも多いので大きなメリットといえます。

<手数料が安い>

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、2社間ファクタリングは手数料が高く設定されていることが多いです。2社間ファクタリングの手数料の相場は10〜20%程度ですが、オンラインファクタリングであれば2社間ファクタリングを利用しても手数料が10%程度と、比較的手数料を抑えた設定になっているケースがあります。
オンラインファクタリングでは人件費や店舗の運営費などのコストが削減できますので、その分低い手数料でのサービス提供が可能なのです。

<少額の売掛債権に対応している場合が多い>

従来のファクタリングサービスよりも少額(数十万円程)の売掛債権に対応している企業が多いです。個人事業主や創業してまもない企業などで取引額が低いケースであっても利用しやすいでしょう。

<時間と手間が削減できる>

すべてオンラインで完結できると、訪問するための移動時間も不要ですし、郵送準備や郵送手続きを行う手間も必要ありません。インターネット環境があればパソコン一つですぐに手続きができますので、時間と手間が削減できます。
小さなコストかもしれませんが、訪問の際にかかる交通費や郵送費用などの費用がかからない点もメリットといえます。

<24時間いつでも申し込みができる>

電話や対面での対人対応が必要な場合は、申し込み受付時間が限られている場合がほとんどです。しかしオンラインであれば24時間いつでも申し込みをすることができます。日中は通常業務が忙しくなかなか時間が取れない方や、少しでも早く申し込みをして現金化をしたい方にもありがたいサービスといえます。

<強引な勧誘を受けるリスクがない>

ファクタリング企業の中には、強引な勧誘をしてくるところもあります。対面の場合は断りづらくなって、「高い手数料だ」と感じたのに契約してしまったといったことになりやすいです。しかし、オンラインであれば強引な勧誘に遭うリスクがありません。

【オンラインファクタリングのデメリット】

オンラインファクタリングにはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。デメリットを理解した上で利用するようにしましょう。

<審査が通りにくい可能性がある>

オンラインファクタリングでは、機械的な審査が行われるケースが多いです。対面であれば、担当者との関係性の構築や交渉によって融通を利かせてもらえる可能性もありますが、機械的な審査では柔軟な対応が期待できず、審査が通りにくい可能性があります。

<3社間ファクタリングが利用できないケースが多い>

すでにご紹介したように、ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類がありますが、オンラインファクタリングでは2社間ファクタリングのみの取り扱いであることが多いです。3社間ファクタリングの最も大きなメリットは手数料が安いことなので、利用できないことはデメリットです。

<一定のITリテラシーが必要となる>

オンラインで全ての手続きが完了できる点はメリットである反面、オンライン上で入力したり、書類をデータ化・アップロードしたりするには一定のITリテラシーが必要となります。こうした作業に慣れていない方にとっては、対面の方が便利に感じるかもしれません。

<高額の売掛債権には対応していないケースがある>

少額の売掛債権に対応しているファクタリング企業が多い一方で、高額の売掛債権には対応していない企業もあります。自分が利用したい金額に対応しているかは確認が必要です。

【オンラインファクタリングを利用する際の一般的な流れ】

オンラインファクタリングを利用する際の、一般的な流れをご紹介します。
①オンライン上で申し込みを行う
②オンライン上で必要書類を提出する
・本人確認書類
・売掛債権が確認できる書類(請求書など)
・通帳
・直近の決算書 など
※ファクタリング企業によって異なりますので、よく確認しましょう。
③審査を受ける
④買取金額や手数料が決定する
⑤オンライン上で契約を行う
⑥入金される
大まかな流れは上記の通りです。
審査は、申し込み時の情報や提出書類を元に行われます。オンラインファクタリングでは対面のヒアリングは行われませんが、電話やオンライン通話などでヒアリングが行われることがあります。
3社間ファクタリングの場合、審査に加えて、売掛先にファクタリングの利用について通知し、承諾を得る必要もあります。そのため、オンラインファクタリングであっても2社間ファクタリングよりも入金までに時間がかかります。
また、2社間ファクタリングにおいては、売掛金は通常通り、売掛先から売掛金を売却した企業側に支払われます。そのため、支払いがあったタイミングで、ファクタリング企業に入金する必要があります。3社間ファクタリングの場合は売掛先からファクタリング企業へと直接支払われます。

【オンラインファクタリングに向いているケース】

オンラインファクタリングサービスに向いているケースについてご紹介します

<1日でも早く資金調達したい場合>

オンラインファクタリングは、最短で1日、しかも数時間程度で現金化できるケースもあります。必要書類が少ないので、書類準備も含めて時間を短縮できます。少しでも早く資金調達がしたいという場合には最適な選択肢になり得るでしょう。

<近くにファクタリング企業がない>

ファクタリング会社は都心部を中心に展開されています。特に地方にある企業の場合、訪問したくても近くにファクタリング企業がないということも多いです。そんな時にオンラインで申し込みから入金までを完結できるオンラインファクタリングは強い味方となってくれるでしょう。

<費用を少しでも抑えたい>

オンラインファクタリングは2社間ファクタリングを中心にサービスが提供されていますが、2社間ファクタリングは売掛先に通知なく利用できることが大きなメリットではありますが、手数料が高いことがネックとなりやすいです。しかしオンラインファクタリングは2社間ファクタリングの中でも低い手数料となっているケースが多い点が魅力です。また、訪問のための交通費や書類郵送の費用といった細かいコストも削減することができますので、少しでも費用を抑えたいという時には検討の価値があるでしょう。

<少額の売掛金しかない>

売掛金の買取額には、上限や下限が設けられているケースがほとんどです。一般的なファクタリングを利用したくても売掛金が下限に満たずに利用を断念をしたことがある方もいらっしゃるかと思います。その点、オンラインファクタリングの場合は下限が低く設定されていることが多いので利用できる可能性があります。

【まとめ】

利便性が高く、従来のファクタリングと比較して手数料も安い傾向にあるオンラインファクタリングは利用メリットが大きいサービスであるといえます。 オンラインファクタリングに限ったことではありませんが、違法な業者と契約しないように注意しましょう。特に、オンラインファクタリングは顔の見えない取引になりますので、より一層注意してください。

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