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ファクタリングは乗り換えできる?メリットや比較ポイントについて解説

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ファクタリングは乗り換えできる?メリットや比較ポイントについて解説

ファクタリングは、短期間で資金調達ができる方法として注目されており、利用している企業が増えています。
そのため、ファクタリング企業もこの数年で大幅に増加しました。手数料などの相場や諸条件なども変化してきており、すでにファクタリングを利用している企業としては、乗り換えたいと考えているところも多いのではないでしょうか。 ファクタリングの乗り換えはできるのかという不安があるかもしれませんが、結論からいうと乗り換えは可能です。
そこで今回は、ファクタリング企業を乗り換えることのメリットや比較ポイントについて解説します。

1.ファクタリング企業は乗り換え可能

冒頭でもご紹介しましたが、ファクタリング企業の乗り換えは可能です。
なぜならファクタリング企業は他社契約を制限することができないからです。 何らかの理由でファクタリング企業の乗り換えをしたいと考えている方は、安心してください。もちろん、乗り換える前のファクタリング企業をまた利用することも可能です。 また、 新しく契約を結ぶことになりますので、2社間ファクタリングから3社間ファクタリング、3社間ファクタリングから2社間コンファクタリングへの変更も可能です。

2.ファクタリング企業の乗り換えメリット

ファクタリング企業を乗り換えるとどんなメリットが期待できるのかをご紹介します。

2-1.手数料が抑えられる

ファクタリングのサービスがスタートした頃よりも、ファクタリング企業が増えて競争が激しくなっていることもあり、手数料は下がってきています。より手数料の低いファクタリング企業に乗り換えることで手数料が抑えられることは、乗り換えの最大のメリットといえます。
ファクタリングは、早期に売掛金を現金化してキャッシュフローを改善することができる優れた資金調達方法ですが、当然手数料はかかりますから使い続けると現金は減っていってしまいます。とはいっても、なかなかファクタリングを使わずに資金繰りを調整することは難しいケースも多いです。
少しでも現金の減少を抑えるために、手数料を抑えることは非常に重要です。

2-2.より良い条件で契約できる可能性がある

ファクタリング企業による違いは、手数料だけではありません。
現金化までの期日や手続きの方法など様々な違いがあります。ファクタリング企業の乗り換えをする場合、より今の自社の状況にあった条件で取引をしてくれる企業を見つけられる可能性があります。支払い期日までの期間が短かったり、オンラインで手続きを全て完了させることができたり、より柔軟に対応をしてくれたりといった具合に、より良い条件で契約できる可能性があります。
支払い期日までの期間が短くなれば、よりキャッシュフローを安定させることができるでしょう。打ち合わせのために遠方まで足を運んでいる場合は オンラインにすることで時間的なコストや交通費などを含めた金額的なコストの削減にもつながります。

2-3.審査に通過しやすい

ファクタリング企業の利用には、企業によって基準が異なる審査があります。
ファクタリングの審査では、売掛先の信用度や取引期間、譲渡額だけでなく、過去のファクタリング利用実績が影響することがあります。今取引をしているファクタリング企業が初めてのファクタリング契約であった場合、ファクタリングの利用実績がない状態で契約をスタートしていると思います。しかし乗り換えの際にはすでにファクタリングの利用実績がありますので、その期間にもよりますが、実績が1つの信頼となり、審査の通過率が高くなることが期待できます。
これまでのファクタリングの利用期間や利用額が大きければより大きな信頼となり審査に通過しやすくなるだけではなく、 より安い手数料やより短い期間での買取など、より良い条件で契約ができる可能性も高くなります。

3.ファクタリング企業の乗り換えをする時の確認ポイント

ファクタリング企業の乗り換えをする際に確認しておきたいポイントについてご紹介します。

3-1.現在より手数料が安いかどうか

ファクタリング企業を乗り換える最大の理由は、ほとんどの場合手数料を下げることでしょう。
より安い手数料のファクタリング企業を探すために、ある程度時間とこだわりを持って比較検討することをおすすめします。ホームページなどに掲載されている手数料の上限が今と変わらない場合であっても、乗り換えればより下限に近い手数料で契約してもらえる可能性があります。
ある程度ホームページなどを参考にして目星をつけたら、実際に問い合わせてみましょう。 ホームページなどで非常に安い手数料を謳っていても、実際にはそのような安い手数料で取引できる企業は非常に限られているというケースもあります。

3-2.買取までの期間が短いかどうか

ファクタリングを利用しているということは、少しでも早い資金調達を目指していることがほとんどだと思います。ただ手数料が安いだけではなく、買取(現金化)までの期間がこれまでより短くなるかどうかを確認しましょう。現金化までの期間が短いと手数料が高くなるケースもありますので、買取までの期間が同じでも手数料は安い企業に乗り換えるという選択肢もあります。
2社間ファクタリングの場合、オンラインで契約ができる企業や、AI審査を行っている企業であれば、より短期間での買取が可能なケースが多いです。

3-3.対応している買取金額が希望にあっているか

ファクタリング企業であれば、売掛金がいくらであっても買い取ってくれるわけではありません。
ほとんどの場合、その下限と上限が設定されています。
利用したい売掛金の金額が、制限の中に収まっているのかどうかを確認しましょう。今回の金額だけではなく、今後利用する可能性がある売掛金についても考慮しましょう。 売掛金の金額が大きくても小さくても手間はあまり変わらないため、金額が小さいほど手数料が高い傾向にあります。

3-4.売却したい売掛金の種類に対応しているか

ファクタリング企業によって、取り扱っている売掛金の種類が限定されているケースがあります。
自社が売却したいと考えている売掛金に対応しているのか確認しましょう。

4.ファクタリング企業を乗り換えるときの注意点

ファクタリング企業を乗り換えることは問題がありませんが、注意したいポイントがありますのでご紹介します。

4-1.二重譲渡は違法

二重譲渡とは、すでに売却している売掛金を別のファクタリング企業にも売ることをいいます。すでにファクタリング企業に渡っている売掛債権については絶対に別のファクタリング企業と契約してはいけません。
二重譲渡は違法行為ですので、処罰の対象になります。

4-2.債権譲渡登記をすると不利になる場合がある

債権譲渡登記とは、債権を譲渡したことを登記により記録に残す手続きのことです。
債権譲渡登記を行うと、登記情報を誰でも調べられるようになります。何が問題になるかというと、売掛先の企業に売掛金を譲渡したことを知られて取引に影響したり、銀行などから融資をしてもらう際の審査で不利になったりする可能性があるのです。 債権譲渡登記は法的証拠として利用することができ、ファクタリング企業側にとって大きなリスクヘッジになりますのでその分手数料が安くなることもありますが、利用者にとってデメリットになる可能性があることは知っておきましょう。
また、債権譲渡登記の登記費用は利用者が負担するケースがほとんどなのでコスト面も注意が必要ですし、手続きによって現金化までのスピードが遅くなることが多いです。

5.悪質なファクタリング企業を避けるためのポイント

ファクタリング企業を乗り換える時には、どうしても手数料の安さや現金化までのスピードなどの条件面にばかり目が行きがちです。 目先の数字だけにとらわれると悪徳ファクタリング企業に捕まってしまうかもしれません。 この章では、悪質なファクタリング企業を避けるためのポイントをご紹介します。

5-1.誇大広告に騙されない

手数料が今契約しているファクタリング企業の半額以下というような広告をみると、飛びついてしまいたくなりますよね。オンライン対応であったりAI審査であったりすることで、本当に半額という可能性もありますが、実際には他の手数料を取られてしまったり、はじめだけがキャンペーン価格ですぐに高い手数料に変わってしまったりして、結果的に変更前よりもコストが高くなってしまうというケースも考えられます。
広告の内容を鵜呑みにせず、詳細を確認し、ある程度長期間の利用を見据えた上で本当に得なのかどうかを判断しましょう。

5-2.企業の所在や法人口座を確認する

そもそも相手を騙すことを目的としているような悪徳ファクタリング企業では、オフィスの住所が架空のものであるというケースもあります。オンライン対応で店舗を構えていなかったとしても、企業としての所在地は存在しています。
また、口座が法人ではなく個人の場合も要注意です。あまりにも手数料が安い場合や質問に丁寧に答えてくれない場合、契約を急かす場合などは、特にこうしたポイントにも注意しましょう。

5-3.契約書を渡してもらえるかを確認する

悪質なファクタリング企業の場合、契約書をきちんと作成せず、控えを受け取ることができないケースもあります。口約束になってしまうと、後で言った言わないのトラブルになりかねません。
あたりまえのことですが、契約書をきちんと発行してくれる業者と契約しましょう。

6.まとめ

ファクタリングの乗り換えは、手数料を安くできたり、現金化のスピードを早められたりしますので、より資金繰りを安定させるためにも有効であるといえます。
すでにファクタリングの利用実績があることで信用度が上がることが多いので、乗り換えの際に有利に働くでしょう。 ファクタリングの乗り換えによって何を実現したいのかを考えた上で、複数のファクタリング企業に問い合わせをし、条件はもちろんのこと、対応方法においても信頼できる企業に乗り換えてくださいね。

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